俳優の土屋嘉男さんの著書『思い出株式会社』。
数十年ぶりに読み返してみたら、とてもおもしろかった。。。土屋さん、1927年生まれというから、お元気であれば90歳になるはずです。
黒澤明監督に見いだされて、黒澤映画の常連として活躍されたり、横尾忠則の大親友だったりした方です。
戦前から戦中にかけての、子供時代の思い出話を中心に書かれていますが、まだ地方色豊かだった時代がよく表れています。
とても「興味深い」という意味で面白い本なのに、初版からだいぶたって、忘れられてしまうのではないかと思うと惜しいです。