いかにも古そうな、ゆらゆらした手作りのガラスびん。
静岡県清水の「渡邉ヤマニ飲料」のみかん水のびん。
大正から昭和初期ごろか?
昔、殺菌の技術が発達していなくて、果汁を瓶詰めにして販売するのは禁止されていました。
よく殺菌されていない果汁を瓶詰めにすると、発酵して爆発(バクハツ!!!)するらしい。
果汁の代わりに、甘いシロップにみかんの皮を漬け込んで香りづけしたものを「みかん水」として、駄菓子屋などで売っていました。
みかんの産地の静岡県には、昔はみかん水の製造業者がたくさんあって、「ヤマニ」もその一つです。